日本上空を北朝鮮のミサイルが通過してから
わずか一週間内、北朝鮮は今後は
6回目の核実験を強行してきました。
日本へはどんな影響があるのか、
過去の核実験も合わせてまとめました。
北朝鮮が6回目の核実験を強行
2017年9月3日の午後、
北朝鮮が6回目の核実験を行いました。
北朝鮮から人工の地震が計測されて、
それが6回目の核実験だと見られています。
地震の規模は過去最大のマグニチュード6.1で、
北朝鮮が今までより破壊力のある核実験を
行ったと推測されます。
日本政府は、北京大使館経由で
北朝鮮に、核実験に関して厳重に抗議しました。
北朝鮮は、
「大陸間弾道ミサイルに搭載可能な水爆の実験に成功した」
と発表しました。
水爆は、広島に投下された原爆より
威力の高い原爆のことで、
かなり開発が進んでいるようです。
北朝鮮が日本上空にミサイルを通過させてから、
一週間もたたないうちに、
今度は過去最大の6回目の核実験です。
北朝鮮が6回目の核実験を強行したのは、
米韓合同軍事演習に対抗してのことだと見れられています。
世間的には、9月9日の北朝鮮建国記念日に、
北朝鮮がミサイル発射や核実験などで
動きを見せてくると思われていました。
9日を前に、ミサイル発射も核実験も
やってしまってますが、
これ以上何かをしてくるのでしょうか・・・。
北朝鮮の動向や戦争への可能性について、
詳しく知りたい方は、こちら。
北朝鮮のミサイルについてや
日本に落ちた時の対処法が知りたい方は、こちら。
北朝鮮のミサイルまとめ~2017年版~ 種類や射程範囲を比較
北朝鮮のミサイルが日本に落ちたら?生き残るための対応方法まとめ
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北朝鮮の核実験の日本への影響
北朝鮮での核実験は6回目となってしまいましたが、
日本へはどんな影響があるのでしょうか。
戦争の可能性だったり、国際的な
戦略上の話うんぬんもありますが、
私たちに直接影響がありそうで、
気になるものといえば、
核実験による放射能の影響でしょう。
北朝鮮が核実験をすれば、
当然、放射能が発生します。
しかも、北朝鮮と日本の間には、
大陸から偏西風が吹いてるので、
北朝鮮からそういう物質が飛来してくる可能性もあります。
中国の黄砂みたいな感じですね。
強い風に乗って、日本に迷惑な
物質が飛んでくるわけです。
今回の6回目の核実験では、
そこらへんどうなんでしょうか。
6回目の核実験は、地下で行われました。
なので、地下から放射能が漏れてこない限り、
核実験による日本への放射能の影響はないと思われます。
そうは言っても漏れてたらどうすんの?
ということで、日本政府はちゃんと監視もしてます。
日本政府は、月一だった、日本上空の大気浮遊じんの
採取を毎日に増やすと発表しました。
北朝鮮の6回目の核実験によって、
放射能の影響モニタリングが強化されたのです。
これによって、航空自衛隊の飛行機が、
日本上空の大気の塵や放射性物質キセノンを採取して、
放射線量が異常ではないかチェックすることになります。
異常があったら、すぐにわかるんですね。
ちなみに、過去に北朝鮮の核実験は5回ありましたが、
こういった注意喚起が日本政府から
出されたことはありません。
6回目の核実験も地下でやったみたいですし、
放射能の心配をする必要はほとんどなさそうですね。
それよりも、北朝鮮の次の動向を
注視したほうがよさそうです。
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過去の核実験まとめ、規模は拡大してるのか
今回の北朝鮮の核実験は6回目でしたが、
過去の核実験について振り返ってみます。
北朝鮮の過去の核実験はこちら。
実施された日と爆発規模、
人工地震のマグニチュードをまとめています。
1回目:2006年10月、0.5~1キロトン、マグニチュード4.9
2回目:2009年5月、2~3キロトン、マグニチュード5.3
3回目:2013年2月、6~7キロトン、マグニチュード5.2
4回目:2016年1月、6~7キロトン、マグニチュード5.0
5回目:2016年9月、11~12キロトン、マグニチュード5.3
北朝鮮の核実験は回数を重ねる度に、
その威力を上げてきましたが、
今回の6回目の核実験は、
過去最大の規模になりました。
マグニチュードも6.1で、
前回の核実験の威力を大きく上回っています。
時期としても、6回目の核実験は、
2017年になって初めて行われた核実験です。
2017年は、ミサイル発射も多く行っているだけに、
これから北朝鮮の動向に目が離せなくなりました。
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世間の反応
【北朝鮮、6回目の核実験の可能性】
核実験とすればとんでもない暴挙、すぐさま北京ルートで抗議。北朝鮮は3時30分に重大発表とのこと。中国はBRICS開催中なので、北の核実験で冷や水を浴びせられた感じも。地震強度も昨年はM5.3程度が今回はM6.1程度であれば威力向上、崩落情報も— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2017年9月3日
【北朝鮮の6回目の核実験、威力は増えたようだが、その他の技術は?】
核爆発の威力は増えたようだが、ICBMに搭載可能なほど小型化されたか、弾頭の再突入技術、大気圏に突入後の誘導技術や起爆装置の性能等まだ不明な部分はある。ただし、この程度の制裁では核ミサイル開発を中止する意思はない— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) 2017年9月3日
北朝鮮は、核開発を推進している。今回の6度目の核実験、ICBMの完成をさせた。世界の核情勢は確実に拡散に向かっている。このようなテロ国家である北朝鮮の核保有は、日本の国家存立の危機である。日本は「核不拡散」「核廃絶」を唱えていても何の意味もない。北の核の脅威に備えるべきである。
— 渡部篤 (@watanabeatushi) 2017年9月3日
北朝鮮核実験が続く場合は北朝鮮と中国の国境にある白頭山が噴火を起こすと予測されている
噴火した場合は世界規模で寒冷化が進み世界中の農作物に大打撃を与えるとも言われている
そうなった場合、食料のほとんどを輸入に頼る日本も影響を受けるという事
笑い事ではなくなってきてるよ pic.twitter.com/1RCp41Rxmo— しょう提督@柱島提督(夏イベ全クリ) (@1Ykira0652) 2017年9月3日
佐藤正久防衛副大臣がツイートしてるように、
核実験の威力も気になりますが、
小型化技術がどこまで進んでいるかなど、
北朝鮮が核ミサイルに繋がる技術を
どこまで持っているかはまだ不透明ですね。
北朝鮮の核実験で中国の火山が噴火する可能性もあるそうです。
その視点はなかったですが、かなり影響が大きいようです。
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筆者の所見
北朝鮮が動くとしたら、9月9日の建国記念日と
思ってた人も多いんじゃないでしょうか。
9日を待たずして、北朝鮮は
ミサイルを日本上空に飛ばし、
6回目の核実験まで強行してきました。
さらに何が動いてこないか、
9日前後に向けて、さらに警戒が必要ですね。
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