財務省の事務次官がセクハラ疑惑で騒がれていますね。
事務次官といえば、事務方トップの役所ですが、
年収とかどれくらい年齢で出世できるかなど、
気になることをまとめてみました。
財務省の事務次官の年収は?
気になる財務省の事務次官の年収はこちらです!
平均年収 3,011万円
平均月収 196万円
平均ボーナス 657万円
なんと、年収は3,000万円越えでした。
エリート官僚のトップですから、
厳しい出世競争を勝ち上がるとこれだけ
もれえるのが妥当なんですかね。
ちなみに、事務次官というのは、
各省庁の事務方トップのことで、
財務省だけでなく、各省庁に事務次官がいます。
上の平均年収は、財務省の事務次官というより、
事務次官という役職の年収ですね。
では、この事務次官の年収って、
公務員の中ではどれくらい高いんでしょうか。
公務員の年収ランキングを見てみましょう。
【公務員の年収ランキング】
年収第1位:内閣総理大臣 5,141万円
年収第1位:最高裁判官 5,141万円
年収第3位:衆参両院議長 4,857万円
年収第4位:国務大臣 3,753万円
年収第5位:事務次官 3,011万円
年収第6位:国会議員 2,896万円
年収のTOP3は、内閣、裁判所、国会の
3権の長がきましたね。
そして、次に年収が高いのが、国務大臣です。
ここまでは、なんとなく偉そうな順な気がします。
そして、なんと、年収第5位なのが、
事務次官なんです!
年収第6位に国会議員がいるので、
事務次官は国会議員より年収が高いんですね。
事務次官は官僚の事務方トップなので、
ヒラの国会議員よりは、重要な役職というイメージがしてきました。
年収で比べるだけでも、財務省の事務次官という
役職のすごさがわかりましたね。
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財務省の事務次官って、そもそもどんな役職?
財務省の事務次官の年収をみました。
事務次官は事務方トップと説明してきましたが、
もう少しどんな役職が詳しく見てみましょう。
事務次官とは、自分の上にいる大臣の仕事をサポートし、
省内の各組織の事務を監督するのが仕事です。
財務省の事務次官ということになると、
国の予算を作っているのが財務省ですから、
予算編成にあたり重要な権限を握っている重要な役職になります。
財務省の組織図でみるとこうなります。
引用:財務省
一番上から点線が伸びていて、
左に大臣がいるところの、4番目に事務次官がいます。
組織図を見てわかる通り、事務次官は各局に上にある役職で
大臣のすぐ下で全体をまとめる位置にいますね。
ちなみに、事務次官は閣議による事前承認があったのち、
内閣総理大臣と各大臣が任命します。
事務次官ともなると、省内の人事ではなく、
内閣から直々に任命されるんですね。
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財務省の事務次官って、どれくらいの年齢でなれるの?
事務次官の年収と仕事内容、位置付けがわかったところで、
エリート官僚はいったいどれくらいの年齢で
その出世コースのゴールまでたどり着けるかが気になりますよね。
官僚の出世イメージはこんな感じです。
(年齢は、大卒の22歳で入った場合の単純計算です。)
4~5年目(年齢 26~27歳):本省係長 年収は460万円くらい。
10~11年目(年齢 32~33歳):本省課長補佐 年収は740万円くらい。
17~18年目(年齢 39~40歳):本省課長 年収は1,200万円くらい。
20~21年目(年齢 42~43歳):本省筆頭課長
24~25年目(年齢 46~47歳):地方財務局長 同期の60%くらいが昇進できる
26~27年目(年齢 486~49歳):審議官
年収は1,500万円くらい、同期の55%くらいが昇進できる
28~29年目(年齢 50~51歳):本省局長
年収は1,700万~1,800万円くらい。同期の30%くらいが昇進できる
32年目(年齢 54歳):事務次官、財務官、国税庁長官
財務省の官僚の最高ポスト3つ。ほとんどはここまでこれない。
順調に出世していって、年齢は54歳くらいになって、
やっと官僚のトップまで上り詰められるんですね。
一つ前の本省局長ですら、もう同期の30%くらいしか残ってません。
エリート官僚の出世レースの厳しさが見えましたね。
それだけ、上で見たような高い年収がもらえるわけです。
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他の官僚の年収はどれくらい?
財務省・事務次官を中心に
年収や仕事内容・年齢を見てきました。
最後に、他の官僚や公務員の年収と比べてみましょう。
官僚の年齢別の年収推移を並べると
下のようになります。
年齢:20~24歳、年収:548万円、(月収:46万円)
年齢:25~29歳、年収:683万円、(月収:57万円)
年齢:30~34歳、年収:750万円、(月収:63万円)
年齢:35~39歳、年収:856万円、(月収:71万円)
年齢:40~44歳、年収:962万円、(月収:80万円)
年齢:45~49歳、年収:1,077万円、(月収:90万円)
年齢:50~54歳、年収:1,154万円、(月収:96万円)
年齢:55~59歳、年収:1,145万円、(月収:95万円)
年齢:60~65歳、年収:7792万円、(月収:65万円)
出世コースに乗っていない平均的な年収でも
官僚だけあって結構もらっていますね。
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筆者の所見
財務省の事務次官の年収や年齢、仕事内容をまとめました。
事務次官は、エリート官僚の出世コースの
ゴールというだけあって、
国会議員より多い年収でした。
セクハラ疑惑で辞任してしまった
福田事務次官は残念でしたが、
厳しい出世コースを勝ち抜いてきたエリートだと思うので、
高い年収に見合った素晴らしい
仕事をしてくれることを期待したいですね。
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