豊洲移転問題でニュースを騒がせている小池都知事ですが、
実際、評判はどんな感じなんでしょうか。
当初の人気は維持しているのか、調べてみました。
小池知事の最近の評判は?
評判ということで、まずは、政治家としての生命線、
支持率で見てみましょう。
出典:JX通信社
JX通信社の調査では、5月末時点で、小池知事を
支持する 52.6%
支持しない 17.0%
となっています。
支持するは、1月末の67.0%から下がっているとはいえ、
まだまだ高い水準ですね。
注目すべきは、支持しないで、1月末の10.2%から
6.8%しか増えていません。
支持するわけではないけど、明確に支持しないまではいかない。
そんな嫌われてるようではないようです。
豊洲移転問題だったり、オリンピックの会場だったり、
問題へのポジティブな対応を見せれば、
すぐに支持する側に戻ってくる可能性が高いのではないでしょうか。
支持率減少の原因は?
まだまだ高いとは言っても、支持率が下がった原因はなんなんでしょうか。
いろいろな問題がありましたが、
一番は豊洲移転問題対応だったと見られています。
当初は、汚染問題を追及し、リーダーシップを見せていましたが、
結局、移れるのか見通しが不明なまま時間が過ぎていました。
延期が一日伸びる毎に5百万円という巨額の税金が使われ、
移転時期も決まらないことで、市場関係者・マスコミから批判されました。
自民党もここぞとばかりに、
「決められない知事」
として、小池知事を攻撃しました。
そういった印象もあり、支持するとしていた人が
少しずつ期待を裏切られ、離れていったとみられています。
今後の見通しは?
そんななか、東京都議選が始まろうとしています。
小池知事の人気は続くのか。
小池知事が率いる「都民ファーストの会」がどれくらい議席をとるのか。
が注目されています。
そして、この都議選の直前で小池知事が動きます。
先日、小池知事は豊洲移転問題への対応方針を示しました。
「築地は守る、豊洲を生かす」
と両方に配慮した案を提示しました。
詳細を詰めるのは今後でしょうが、
大事なのは、方針を提示して「決めた」ということです。
自民党が加計問題でバタバタしているスキを見計らって、
「決められる知事」だとアピールしたのです。
都議選への戦略としては、うまいタイミングだと評価されています。
評判が回復してくる可能性も高いかもしれません。
筆者の所見
豊洲移転問題で新しい案が提示されました。
正直、実効性があるのか疑問ですが、
都議選へのアピールとしては、さすが小池知事、うまいですね。
まだまだ都民ファーストの会の支持率は底固そうで、
自民党も加計問題が騒がれているところなので、
都議選は面白い展開になりそうです。