トランプ大統領の支持率が相変わらず
最低水準で推移しています。
今回は、戦後最低支持率を記録したということで、
支持率の推移とその理由などを調べてみました。
概要
トランプ大統領の支持率は、以下の通り推移しています。
5月より前は、こちらをご覧ください。
トランプ大統領の支持率推移!史上最低からさらに低下してるみたいだが?
5月月初:42%
↓
5/19:38%(不支持:56%)
↓
6/11:37%(不支持:58%)
↓
6/21:40.1%(不支持:54%)
↓
7/16:36%(不支持:58%) ※戦後最低※
6月上旬まで順調?に低下していたトランプ大統領への
支持率でしたが、6月中旬には実は下げ止まっていました。
そして、6/20に行われた下院の補欠選挙では、
二つの選挙区で共和党が勝利しています。
こちらはどちらかというと民主党の攻め方が悪かったのですが、
トランプ大統領への支持が回復しているわけではないことが、
今回の支持率調査で改めて判明してしまいました。
7/16の世論調査では、なんと支持率36%!
これは、就任後半年のこの時期としては、
“戦後の歴代大統領で最低の数字”なんです。
またまた不名誉な称号がひとつついてしまいましたね。
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支持率が下がり続ける理由とトランプ大統領の反応
不支持の主な理由としては、ロシアゲート疑惑と
オバマケア見直しが芳しくないことでしょう。
世論調査では合わせて、以下のような質問もしています。
・トランプ大統領の長男たちが選挙前に、
クリントン陣営の不利な情報を求めて
ロシアの弁護士に会っていた問題を不適切と思うか
⇒適切:26%、不適切:63%
・ロシアが大統領選に干渉しようとしたか
⇒そう思う 60%
・オバマケアの見直しについて
⇒オバマケアの存続がいい:50%、
トランプ大統領の代替案を支持:24%
他にもいろいろな質問がありますが、
概ねトランプ大統領の政策と行動が支持されていません。
これだけ不支持の材料があれば、
何か挽回策を取らない限り、それは回復しないですよね。
オバマケアの代替案について、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
トランプケアってどんな内容?わかりやすく解説してみた
ロシアゲート疑惑について、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。
トランプ大統領を前FBI長官が批判!電撃解任の理由を議会で証言
なお、トランプ大統領は、この結果に対して
ツイッターですぐに反応しました。
「約4割という数字は悪くない」
「しかし選挙期間中、ABCとワシントン・ポストの世論調査ほど
不正確な調査もなかった」
なかなか強気の姿勢を崩しませんね。
ちなみに、選挙当時の世論調査は概ね正確な数字だったようで、
またトランプ大統領が間違った情報を平気で言っている、
とあきれられているようです。
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ここまではヤバイ!歴代の最低不支持率ワースト3
さて、支持率が歴代最低を書きましたが、
あくまでも就任後半年時点の話です。
なんとか盛り返してほしいものですが、
もしこのまま下がってしまった場合、
本当の最低支持率はどれくらいなんでしょうか。
歴代のワースト3を調べてみました。
【ワースト3位】ジョージ・W・ブッシュ 25%(2008年)
主な低迷理由:
イラク侵攻の長期化。
その後の史上最悪規模のハリケーンへの対応遅れ。
【ワースト2位】リチャード・ニクソン 24%(1974年)
主な低迷理由:ウォーターゲート事件。
ニクソン側の人物がウォーターゲートビル内の
敵陣営本部に盗聴器を仕掛けようとしたことが発覚し、
ニクソン大統領も関与を疑われました。
【ワースト1位】ハリー・S・トルーマン 22%(1952年)
主な低迷理由:
冷戦構造における朝鮮戦争の長期化。
ワーストなので、支持率もここまで下がると本当に末期です。
これを見た後だと、まだ約4割とトランプ大統領の
ツイートもまぁそうかなと思ってしまいますが、
最低水準で推移していることには変わりないので、
ぜひ政策で盛り返していってほしいものです。
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筆者の所見
トランプ大統領の支持率の推移を見てきましたが、
なかなか下げ止まらないですね。
ロシアゲート疑惑などもあるなか、
ここまで公約の実現もあまり進んでいないようです。
すべてがうまくいくとまでは思いませんが、
一流ビジネスマンとしての特色を出して、
経済政策などはもっと成果を出してほしいなというのが感想です。
期待しつつ、次の動きに注目しましょう。
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