日本の選挙の投票率は低いとよく聞きますが、
実際はどのくらいなんでしょうか。
そして、投票率が低い理由はなんなのか、
わかりやすくまとめました。
選挙の投票率ってどのくらい?
選挙の投票率が低いとよく耳にしますよね。
テレビでも選挙の投票率が低いのを問題だと言って、
選挙の時は、投票率が低いから積極的に
投票に行こうと呼びかけがあります。
でも、いざ聞かれると投票率って
実際どのくらいなのか、知らなかったりします。
というわけで、他の国と比べながら、
日本の選挙の投票率を見てみましょう。
【国政選挙の投票率】
日本:投票率 52.3%(2014年)
イギリス:投票率 66.1%(2015年)
アメリカ:投票率 42.5%(2014年)
ドイツ:投票率 71.5%(2013年)
フランス:投票率 55.4%(2012年)
イタリア:投票率 75.2%(2013年)
カナダ:投票率 61.1%(2011年)
ロシア:投票率 60.1%(2011年)
スウェーデン:投票率 85.8%(2014年)
韓国:投票率 54.3%(2012年)
各国の選挙の投票率はこんな感じでした。
日本の選挙の投票率は、
主要国のなかでは若干低めなようです。
確かに、投票率52%なので、
半分くらいの人しか選挙に行っていないと思うと、
少ない気がします。
ドイツ・イタリアなど高いところもありますが、
どこも投票率は低いんですね。
意外なのが、選挙が大盛り上がりしているイメージの
アメリカが日本よりも投票率が低いことですね。
選挙に行かないのも自由の国ということでしょうか。
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選挙の投票率が低い理由:選挙に行かないのはなぜ?
日本の選挙の投票率が低いことを
改めて確認しました。
では、肝心の投票率が低い理由を
見ていきましょう。
平成26年に行われた衆議院選挙の
主な棄権理由は以下の通りです。
出典:東京都選挙管理委員会事務局
1位は仕事が忙しい、3位が体調が悪かった
と投票率が低い理由としては、
仕方がなかったものが多いようです。
期日前投票があるとは言っても、
選挙当日に仕事がある人もいれば、
折角の休日に予定を入れてる人は
まぁいいかと思ってしまいそうです。
一方で、2位はいい候補者がいない、
4位が選挙で良くなるは思えない、
という理由になっています。
投票率が低い理由としては、
こちらの方が問題ですね。
選挙というよりは、
政治そのものが期待されていない
ということが根本的に問題になっています。
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選挙の投票率が低い理由:若者が選挙に行かない?
選挙の投票率が低い理由を見てきましたが、
年代別に見ると、特に若者の投票率が
低いという問題もよく言われています。
イメージとしても、若者は選挙への
関心が薄く、あまり選挙に行かないイメージですよね。
若者の投票率が低い理由としては、
以下の3つが主な理由として考えられています。
<若者の投票率が低い理由①:選挙が面倒>
・投票所に行くのが面倒
・大学生などは地元に住民票が残ったままで
手続きがさらに煩雑
・期日前投票も場所が遠い
<若者の投票率が低い理由②:政治への失望>
・投票しても何も変わらない、と考えている
・生活に繋がっている実感がない
<若者の投票率が低い理由③:投票の意義を感じない>
・20歳から投票できる意味を深くわかっていない
・義務や権利の意識が薄く、投票しなくてもいいと思っている
イメージ通りでしたでしょうか。
場所が遠いから面倒とかは、
特に若者特有ではないと思いますが、
選挙へのモチベーションが低いと
面倒と思っただけでハードルが高いんでしょう。
若者の投票率が低い
⇒政治が年寄り向けのものになる
⇒さらに若者の関心が薄れる
という負の連鎖がよく言われていますよね。
ぜひ、若者も選挙にいき、投票率を上げて、
政治家が若者向けの政策やアピールに
重点を置くような状況を作ってほしいものです。
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筆者の所見
選挙の投票率が低い理由をみてみました。
意外と海外も投票率は低いようですが、
日本はさらに低かったですね。
裏を返せば、どこが政権とっても
そこそこやってくれそうだから
どこでもいいという意思表示ともとれそうです。
面倒だったり、仕事が忙しかったりと、
なかなか腰を重い人も多いでしょうが、
一度頑張っていってみると
興味を持ち始めるきっかけになるかもしれませんね。
選挙に行ったことない人、
選挙にそういえば最近行ってなかった人、
ぜひ、次の選挙は投票所に足を運んでみましょう!
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