米朝首脳会談の開催場所は
シンガポールになったようです。
なぜシンガポールになったのか、
その理由をまとめてみました。
また、シンガポールでの会場は、
どのホテルになるのか予想してみましょう。
米朝首脳会談がシンガポール開催になった理由
歴史的な米朝首脳会談は、
シンガポール開催になりました。
米朝首脳会談の開催場所については、
いろいろ噂が流れてましたが、
蓋を開けてみれば、
まぁ妥当そうなところになりましたね。
なぜシンガポールなのか、
理由を考えてみましょう。
シンガポール開催の理由①:中立国だから
まずは、なんといっても、
「中立国」が前提ですね。
シンガポールは、アメリカ、北朝鮮の
双方と外交関係があります。
そして、アジア安全保障会議を毎年開くなど、
国際的な会議を開催している実績が豊富で、
設備・警備面も安心できるのが、
シンガポールの利点です。
シンガポール開催の理由②:実は安全保障面でアメリカ寄り
シンガポールは中立国と書きましたが、
実はそうでもないという見方もあります。
シンガポールの国際空港の近くには、
海軍基地があるんですが、
アメリカ海軍がインド洋へ行くときなどは、
ほぼ立ち寄るような基地なので、
アメリカ軍が展開しやすいのが
実はシンガポールなんです。
ここは、米朝首脳会談の開催場所を決めるのに、
アメリカがうまく交渉できたとみるべきでしょう。
シンガポール開催の理由③:
金正恩のプライベートジェットがこれ以上飛べない
米朝首脳会談の開催候補地には、
北欧なども立候補したと言われていますが、
そこでは無理な理由がこれです。
金正恩のプライベートジェットは、
「チャムメ1号」と言って、
旧ソ連製で1970年代導入という古いものです。
老朽化のため、
MAXで5000キロ程度しか飛べない
そうです。
北欧までは、7000キロ以上あるので、
金正恩がプライベートで直行できません。
というわけで、金正恩がプライベートジェットで
直接行けるというのが、
シンガポールのメリットでした。
なぜシンガポール開催なのかは、
③の理由がネックでしたね。
金正恩のプライベートジェットが届いて、
北朝鮮に有利じゃない国というと
米朝首脳会談の開催地の候補も
もともとそんな多くなさそうでした。
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シンガポール開催は実は前から決まっていた?
米朝首脳会談がシンガポール開催になったのは、
なぜか考えてみましたが、
実はシンガポール案は結構前から決まっていた
という説もあるんです。
あれだけ、米朝首脳会談の候補地がどこか
騒がれていたのに・・・・。
アメリカはもともと、シンガポールを
第一案として考えていました。
そこに、北欧やモンゴルが立候補してきたので、
一応検討するという形で配慮しただけのようです。
また、トランプ大統領が
「板門店もいいな」的な発言もして
韓国の板門店もあり得るのかと、
話題になりました。
基本的に交渉上手なトランプ大統領なので、
ここらへんのつぶやきは全部嘘で
攪乱作戦だったと考えられています。
米朝首脳会談の開催場所が
ばれちゃうのもまずいので、
いろいろトランプ大統領が
適当なことを言って混乱させてたんですね。
トランプ大統領のしたたかさが見えます。
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シンガポールの会場はどこか
米朝首脳会談の開催場所は
シンガポールだとわかりましたが、
次に気になるのは会場ですね。
会場はシンガポールのどのホテルか、
いろいろと噂になってるみたいです。
どのホテルが米朝首脳会談の
会場になりそうか、候補を見てみましょう。
会場候補①:シャングリラ
米朝首脳会談の会場候補の一つ目は、
ホテル「シャングリラ」です。
繁華街のオーチャード通り近くにあるホテルで、
国際会議の会場としての開催実績が豊富です。
2015年に中国・国家主席と台湾・総督が初会談し、
1993年に初の中国・台湾の会談が実現したもの、
会場はシャングリラでした。
最近だと、今年の4月に
東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議の
会場にもなっています。
国際会議の会場として実績が豊富なのは、
重要ポイントになりそうです。
会場候補②:マリーナベイサンズ
シンガポールのホテルといえばここですね。
海辺に建つ最上階が船型プールで
有名なホテル「マリーナベイサンズ」が
会場候補の二つ目です。
シンガポールのシンボルですから、
マリーナベイサンズという選択肢もあり得そうです。
ただ、立地的に、交通規制、安全面など、
警備上は不安要素があるようです。
ホテルも観光スポットになっているので、
観光客が多いのも警備上、
会場としてはマイナスポイントみたいです。
米朝首脳会談の会場候補としては、
大方は、二つのホテルのどちらかだと見られています。
ちなみに、両方のホテルとも、
米朝首脳会談が行われる6月12日は、
オンラインですでに予約不可になっているそうです。
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【6/6追記】会場決定!意外なホテルに
米朝首脳会談のホテルが決定しました。
大方の予想とは少し外れて、
セントーサ島の「カペラホテル」
になりました。
セントーサ島は、
遊園地やカジノなどがあるリゾート島です。
島には橋やモノレールで行くため、
入島ルートが限られていて、警備がしやすい
ことが、今回の米朝首脳会談の会場に
選ばれた理由なようです。
北朝鮮の金正恩が来るというので、
普通の会談の会場よりも
警備を重要視した結果なのでしょう。
予想が外れちゃいましたね(笑)。
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世間の反応
まあなんだかんだで米朝首脳会談シンガポールでやると思うよ、俺は。
あの発言はトランプ大統領の交渉術の一つだし、間違いなく。— djiro@大悪魔 (@djiro_politico) 2018年5月23日
注目の米朝首脳会談、ここにきて頓挫の可能性がでてきた。昨日トランプは訪米した文在寅との会談を前に記者会見、「6月12日の首脳会談は延期するかも…習近平は世界クラスのポーカープレイヤーだ」との意味深な発言も。とはいってもシンガポールのホテルは確保、記念コインも用意、中間選挙もある。 pic.twitter.com/VAjfgYmRlr
— kita (@kitakazuo) 2018年5月22日
麻生太郎副総理兼財務相は16日、6月12日にシンガポールで開催予定の米朝首脳会談に関し、金正恩朝鮮労働党委員長が搭乗する専用機を「見てくれの悪い飛行機がシンガポールまで無事飛ぶことを期待するが、途中で落ちたら話にならん」と。・・・たかし君 シンガポールで着陸許可が出ないと思います pic.twitter.com/IiDhqzTtvo
— はせがわたかし (@KIMINOKAI_Tokyo) 2018年5月16日
麻生副総理が、金正恩のプライベートジェットを
「見てくれの悪い飛行機」
と言って、非難されていますね。
かなり古い飛行機で、そんな遠くまで行く
機会もないですからね。
米朝首脳会談の不安要素が
こんなところにも・・・。
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筆者の所見
米朝首脳会談がなぜシンガポール開催になったのか、
シンガポールでの会場はどこかを
まとめてみました。
中立国とかで考えてましたが、
金正恩のプライベートジェットが
飛べる範囲というのは意外な制約でしたね。
会場がどこになるかはわかりませんが、
もう予約はできないようなので、
海外旅行考えてた人は注意してくださいね~。
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