O157の感染が報道され、不安になりますよね。
気になったので、O157の感染経路を調べてみました。
肉に限らず野菜も感染経路になるのかを含めて、
予防法や症状も合わせてまとめています。
O157の感染経路まとめ!野菜は大丈夫か
O157は非常に強い感染力を持っていますので、
感染経路もいろいろ想定されています。
100個くらいの少量の菌を取り込んだだけでも
感染してしまうので、要注意です。
以下で一つずつ見ていきましょう
【感染経路①】動物の生肉
O157は動物の腸内に住んでいます。
感染経路としては、調理する際に、
腸内から生肉に菌が
付着してしまうことが多いようです。
レバーは生きてるうちに
O157が腸内から移っていきます。
ちなみに、O157は熱には弱いので、
約75度で1分間加熱すると死滅するそうです。
お肉を焼く時はよく焼きましょうね。
【感染経路②】野菜
O157は動物の腸内に住んでいるので、
当然その糞も汚染されています。
野菜への感染経路としては、
O157に汚染された糞を肥料と使用して、
そこから野菜の表面にO157が付着してしまいます。
O157で汚染された肥料から染み出るとかではなく、
野菜の表面にO157が付いているのです。
なので、野菜は食べる前に
徹底的に洗浄した方がいいです。
ちなみに、野菜がO157の感染経路として、
話題になったのは、2014年の冷やしキュウリがあります。
1996年にもカイワレ大根が騒がれましたが、
結局間違いで感染経路ではなかったみたいです。
なお、特に野菜がO157の感染経路として
多いということはありません。
そもそも感染経路を特定することが難しいのです。
2014年以降で、O157の感染経路が判明しているのは、
たったの23%ほどだそうです。
潜伏期間もあるので、確かに何が原因かなんて
特定するのは難しそうですよね。
【感染経路③】動物
次の感染経路は動物自体からです。
O157は動物が腸内に持ってるいる菌なので、
当然動物からも感染します。
糞に直接触ってなくても、
O157がいろんなところに付着している可能性があります。
動物でも牛が感染していることが多いので、
牧場などに行ったら、
しっかり手洗いや消毒をするようにしましょう。
【感染経路④】二次感染
人に感染した場合、その人から
O157が移ることがあります。
感染経路としては、人に感染して腸内で増殖し、
便の中にO157が大量に含まれます。
その便から、手などを介して
二次感染する可能性があります。
O157に感染した人が周りにいる場合は、
共用のタオルだったり、お風呂から
感染する可能性があるので注意が必要です。
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O157の予防法
O157の感染経路が分かったところで、
予防法を紹介します。
感染経路を考えれば、O157への
予防法も予想がつきますね。
①手洗い・うがいの徹底
基本中の基本ですね。
O157が手についてしまっても、
手洗いさえしっかりすれば、そこで感染を防げます。
特に、周りの人、家族がO157に
感染してしまった場合は、
念入りに手洗い・うがいをしましょう。
②お肉はよく加熱する
生肉やレバーは当然避けましょう。
上の感染経路でも書きましたが、
O157は約75度で1分間加熱すると死滅します。
お肉や野菜はよく加熱すれば、
安心して食べられます。
もし野菜をそのまま食べる場合は、
O157が表面に付着している可能性もあるので、
食べる前にしっかり洗浄しましょうね。
③便の処理は適切に
もし家族がO157に感染して、
便を処理しなければならないときは、
二次感染をしっかり予防しましょう。
ビニール手袋をする、
しっかり手を洗う、
アルコール消毒するなど、
気を付けすぎるくらいがちょうどよいのです。
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O157症状は?どのくらい危険なのか
O157の感染経路とその予防法を
紹介してきましたが、
もしO157に感染してしまったら、
どのような症状がでるのでしょうか。
O157は、腸管出血性大腸菌と呼ばれていて、
腸の中で毒素を出し、出血性下痢を引き起こします。
O157に感染すると、激しい腹痛と下痢に続く血便があり、
発熱を伴うこともあります。
最初の方だと、風邪と症状が似ていて、
間違えやすいので、注意する必要があります。
また、O157の厄介なところは、
最初に潜伏期間があって、
その間は無症状なのです。
感染すると、4~9日間が潜伏期間で
その間は無症状です。
その後、下痢や腹痛が起こり、
数日で出血性大腸炎になります。
出血性大腸炎になると、
腹痛の症状が激しくなり血便がでます。
さらに数日が過ぎると合併症が起こり、
溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症になります。
HUSだと、致死率が1~5%になりそうです。
乳幼児や高齢者は重症化しやすいので、
より早く医療機関に掛かることが重要です。
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世間の反応
ポテトサラダでO157食中毒の件。感染源の可能性はハムやリンゴだけでなく、牛肉を扱ったまな板や包丁を洗浄殺菌せずそのまま使ったとか、牛肉に触った手でそのままポテトサラダを混ぜてしまったとか、調理者が保菌していたけれど症状が出ていなかったなど、いろいろ考えられる
— 松永 和紀 (@waki1711) 2017年8月21日
昔あった大阪のO157の事件。重症だった小学生の女の子はその後、後遺症で血圧が異常に高くなる状態になって 事件から十数年たって20代で脳出血でなくなったんだ…………。
食中毒はこわいんだ。
RT— シン もぃもぃ☆( ˘ω˘)ホーホー (@valkyrjagsheryl) 2017年8月21日
埼玉の保健所の検査ミスでO157陽性判定のハムを食べたので、自宅にイオンの偉い人たちが謝罪に来たり、検査したり、学校休んで自宅待機した思い出。埼玉の保健所はうんこ。つまり埼玉は💩
— 藤原いなこ (@inainainai1717) 2017年8月21日
今頃病院からo157とカンピロでした
って検査結果言われたわ😂
レバーはちゃんと焼いたけどなー
何でカンピロなったかな食中毒がちで死にかけるから
もうなりたくないやさ(笑)— takumi (@takumi20616580) 2017年8月16日
O157に感染した人への心配の声が多いです。
早く回復することを祈っております。
O157の感染経路へのコメントもありますが、
やはりいろんな可能性があるので
特定することは難しそうですね。
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筆者の所見
O157の感染経路を見ましたが、
感染力の強いO157については、
様々な感染経路が考えられて怖いですね。
O157のぽてサラのニュースについても、
スーパーの加工品まで疑ってたら
何も買えなくなってしまうので、
業者さんたちには感染経路の特定と
今度の対策をしっかりしてほしいです。
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