大分で大きな地震がありましたね。被害があったのかはまだわかりませんが、地震がある度に思うのが、事前に予知ってできないんだろうか、ではないでしょうか。
今回は、日本の地震予知の現状と2017年はどこが危ないのか、まとめてみました。
引用:日本気象協会 tenki.jp
地震の予知はできるのか
結論からいうと、地震の予知の理論は確率されていません。
まぁ予想はついてましたけどね。
できたら、テレビとかですごい前から注意報でもでますよね。
出てないってことは、正式なものはないってことです。
でも諦めないでください!
地震の予知について研究してる学者さんもいて、
その的中率がすごいらしいんです。
有名な学者さんが二人いて、村井俊治さんと早川正士さんです。
下でお二人の予知のやり方と2017年はどこに発生すると
予知しているか見ていきましょう。
おまけで、予知と気象庁の地震速報は何が違うかも
最後にまとめてみました。
村井教授のMEGA地震予測
村井俊治さんは、東京大学の名誉教授です。
『Mr.サンデー』や『週刊ポスト』などのメディアにもでた有名人なんです。
村井教授の提供しているサービスが、「MEGA地震予測」というメルマガです。
メルマガで、地震予測を定期的に配信しているんですが、
なんと、2015年に起こった震度5以上の地震をすべて的中させた実績があるんです!
100%当たるってやばいですね!!
どういう仕組みかというと、
「地殻変動と地震発生の関係」を利用しています。
村井教授は、両者に相関があることを突き止めました。
つまり、地殻変動に異常があれば、地震が発生するわけです。
そこで、地殻変動の異常を測定しようと、
国土地理院が全国に設置している基準点のデータを使っています。
基準点は、地表が水平・垂直にどれだけ動いたか測定している地点だそうです。
基準点で異常な数値を出しているところを探すことで
地震の発生しそうな場所を予知しているわけです。(ざっくりした説明ですが)
さらに!
2016年3月からは、NTTドコモと提携して、全国16カ所の携帯電話基地局に
装置を付けて、リアルタイムに地殻変動のデータをとれるようになりました。
今までの基準点は一日毎のデータしか取れなかったので、
さらに精度が高まることが期待されています。
さて、そんな村井教授が、2017年はどこか危ないと言っているかですが、
『週刊MEGA地震予測』で、危険度が高いとされているのは、
「南関東周辺のエリア」
だそうです。(2017年4月情報)
関東大地震がくるんですかね・・・
早川教授の地震解析ラボ
早川正士さんは電通大学の名誉教授です。
「地震解析ラボ」というHPやアプリで情報発信をされています。
こちれもかなり精度が高いと評判です。
早川教授の地震予知の仕組みは、VLF電波の異常から
地震の前兆を予測するというものです。
ざっくり説明すると、地下で地震の前兆が起きると
VLF電波という一定の種類の電波に影響するため、
電波の異常を測定することで、事前に地震を予測しているそうです。
電波を観測する受信局は全国各地にあるため、
日本中から地震の前兆を観測し、予測できます。
「地震解析ラボ」アプリによると、2017年はここが危ないそうです。
<M4.0以上の地震予測地域>
・北海道 東南の沿岸
・宮城~茨城の太平洋沿岸
・関東沿岸
・中部地方沿岸(愛知~和歌山~高知あたりまで)
・鹿児島沿岸
・南西諸島
(2017年6月情報)
結構、太平洋沿岸は全体に危ないみたいですね。
そりゃ地震がよく起きる地域だからね、と切り捨てず、
今年はより地震に警戒していきましょう。
地震予知と地震速報って何が違うの?
上で最新の地震予知について、見てきましたね。
地殻変動や電波の異常から、先の地震を予知・予測していました。
では、それと地震の直前にくる地震速報って何が違うんでしょうか。
地震速報の仕組みを見てみましょう。
中学生?くらいに習ったと思いますが、
地震が発生すると、P波とS波という2種類の波が発生します。
P波:早い、弱い揺れ、余震
S波:遅い、強い揺れ、本震
早くて弱い揺れのP波が先にくるので、観測所でP波を測定すると、
そこから地震の規模などを予測して、S波(本震)がくるぞ!と
地震速報を流します。
つまり、地震速報は地震が発生してから流してます。
先の予知は当然できないわけです。
筆者の所見
地震予知の理論は、確率してないとはいえ、
かなり精度の高いものが複数あったことは驚きでした。
しかも、どっちも精度が高いんで、同じような地域を予測しているみたいです。
2017年は、南関東が要注意ですね。
今後、より精度が高まって、正式に運用されてくのを期待してます。