先日、北朝鮮が9年ぶりに
テロ支援国家に再指定されました。
なんかアメリカが本気で敵認定したような
感じに聞こえますが、どういう意味があるんでしょうか。
そもそもテロ支援国家指定とはなにか、
どんな効果があるのかをまとめました。
北朝鮮が受けたテロ支援国家指定とは
テロ支援国家指定とは、
アメリカがテロ活動を支援している
国家に対して、指定するものです。
国連とかは関係なく、アメリカが
「この国はテロ活動を支援してる悪い国だ」
と独自に指定するものなんです。
ただ宣言だけしてもしょうがないので、
もちろん、テロ支援国家指定されると
武器関係の輸出の禁止や金融制裁など、
厳しい制限が科されます。
悪い国には武器も売らないし、
普通の商売での取引も制限がかかるんですね。
ちなみに、北朝鮮の他には、
イラン、スーダン、シリア
がテロ支援国家指定を受けています。
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テロ支援国家指定とはどんな効果があるのか
北朝鮮が再指定された
テロ支援国家指定ですが、
どんな効果があるんでしょうか。
テロ支援国家指定の説明でも触れたように、
武器関係の輸出禁止や金融制裁と
言った厳しい制限がかかります。
北朝鮮は、武器も海外から変えないし、
経済面でも追い詰められるという効果があります。
普通は、自分の国で武器を全部生産してないし、
海外との取引が制限されたら
商売あがったりで国は儲けられなくなって
お財布が厳しくなっていきます。
そうやって、テロ支援国家指定に指定された国は、
徐々に追い詰められていくんです。
おー!なんかすごい効果ですね。
ところが、今回の指定は直接的な
経済制裁の効果は薄いと言われています。
というのも、北朝鮮は9年前に
テロ支援国家指定を解除されても、
核やミサイルの開発は続けて、
ミサイルの発射実験もバリバリやっていました。
そんな状態だったんで、
制裁は実質的には緩和されず、
オバマ大統領のときにも制裁が
どんどん追加されて行って、
テロ支援国家指定レべルの制裁は
もう受けてるような状態だったんです。
じゃ、そんな効果ないのに、
なんで今更北朝鮮に対し、
テロ支援国家指定をまたしたんでしょうか。
実は、直接的な経済効果は薄くても、
北朝鮮への影響はかなり大きいんです。
アメリカがテロ支援国家指定をすることで、
他の国や企業に対して、プレッシャーを
かけることになってるからです。
禁止されてなかったとしても、
アメリカが敵だと言ってる国と
取引・外交はしづらくなりますよね。
そうやって、北朝鮮をじわじわ包囲して、
国際的に孤立させていく効果があるんです。
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テロ支援国家指定に対する日本の反応は?
アメリカという世界の大国が
北朝鮮に対して、
テロ支援国家指定をして
悪者認定をしました。
日本はどんなリアクションをしたんでしょうか。
もちろん、歓迎しますよね。
安倍総理は、
「北朝鮮に対する圧力を強化するものとして、歓迎し、支持する」
と表明しています。
日本からしたら、そもそも
9年前のテロ支援国家指定の解除が
不満だったので、再指定は
もちろん、歓迎です。
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テロ支援国家指定に対する北朝鮮の反応は?
アメリカからテロ支援国家指定を
再び受けた北朝鮮ですが、
どんな反応するか怖いですよね。
もちろん、北朝鮮は、
強く反発してくるでしょう。
あれだけ、世界から制裁くらってても
めげずに核開発やミサイル発射実験を
繰り返してきた国ですからね。
これで北朝鮮がいきなり引くことはないでしょう。
今回のテロ支援国家指定を理由に
北朝鮮がまた無茶な挑発をしてこないか心配です。
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筆者の所見
北朝鮮がアメリカから再指定された
テロ支援国家指定とはなにか、
効果はあるのかをみてきました。
もう制限プレイされまくりの
北朝鮮に直接的な経済効果は薄そうですが、
アメリカからテロ支援国家として、
悪者認定されたという意味は大きいみたいです。
アメリカと北朝鮮の挑発合戦が
繰り返されていますが、
北朝鮮が次にどんな行動にでるか
注意してみていきましょう。
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