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米韓軍事演習【2017年まとめ】規模や背景をまとめて解説

北朝鮮がミサイル発射計画を表明して
緊張感が高まっているなか、
米韓軍事演習が実施されています。
2017年の米韓軍事演習を、規模や背景を含め、
まとめて見てみましょう。

春の米韓軍事演習:キーリゾルブ・フォールイーグル

米韓軍事演習は、例年春と夏の2回行われます。
2017年も今のところ例年通りの時期ですね。

そのうち、春の米韓軍事演習は、
キーリゾルブ・フォールイーグルと呼ばれていて、
夏よりも規模大きく、期間も長いです。

 

2017年の春の米韓軍事演習は、
以下の通りで行われました。

時期:3月~4月下旬

場所:韓国と周辺海域

規模:米軍約1万~1万5千人、韓国軍30万人前後

ちなみに、去年は、米軍約1万5000人、韓国軍約29万人で、
2016年と2017年の連続で米韓軍事演習としての過去最大規模を更新しました。

特徴:
・原子力空母カール・ビンソン投入で米韓軍事演習における過去最大規模
・トランプ政権で初めての米韓軍事演習
・核・ミサイル開発を進める北朝鮮へ、軍事力で“警告”した

 

この時は、米韓軍事演習の期間中に、
北朝鮮がミサイルを発射したり、軍事パレードを行ったりと、
米韓軍事演習に対抗する動きを見せてきました。
トランプ大統領と北朝鮮の間で、緊張が高まっていました。

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夏の米韓軍事演習:乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン

夏の米韓軍事演習は、
乙支フリーダムガーディアンと呼ばれています。

乙支は、見慣れない漢字ですが、
ウルチと読みます。

春の米韓軍事演習と比べると、
夏の米韓軍事演習は規模、期間ともに
小規模になるのが通例です。

 

2017年の夏の米韓軍事演習は、
以下の通りで行われました。

時期:10月21日~31日の11日間

場所:韓国と周辺海域

規模:米軍約1万7500人、韓国軍5万人

特徴:
・北朝鮮からの攻撃を想定したコンピューター・シミュレーション
・指揮命令系統の連携を中心に訓練した
・北朝鮮のグアム周辺へのミサイル発射計画公表の中での米韓軍事演習

北朝鮮がいろいろ牽制したみたいですが、
トランプ大統領は例年通りの規模で
米韓軍事演習を2017年夏でも実施しています。

 

北朝鮮が、米韓軍事演習の中止や規模縮小を要求したのに対し、
トランプ大統領は米韓軍事演習を例年通りに実施しました。

それに対して、北朝鮮は
「情勢をさらに悪化させる」
と反発していて、緊張感が高まっています。

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世間の反応

2017年夏の米韓軍事演習が実施されるなか、
水面下では、お互い最悪シナリオを
回避しているとみる人もいるようです。

一方で、去年までと同様に、
北朝鮮がミサイルを発射すると読む人もおり、
状況はどうなるかわかりませんね。

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筆者の所見

北朝鮮がグアム沖へのミサイル発射計画を
発表して緊張感が高まっている
2017年夏の米韓軍事演習ですが、
北朝鮮が実際にどう反応するのでしょうか。

お互い牽制だけで済むよう祈りましょう。


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