シンガポールで米朝首脳会談が行われています。
ホテルの島を厳戒態勢にして、
あれだけの警備をしているので、
相当な費用が掛かっています。
それって、誰が費用負担しているんでしょうか。
会談の費用負担は普通誰が払うか
米朝首脳会談の費用に行く前に、
こういう国際的な会談や会議の費用って、
普通はどうしてるんでしょうか。
まず、各国のトップが集まる国際会議の場合、
開催国の全額費用負担
になります。
日本の場合だと、2016年に
伊勢志摩サミット
がありましたね。
伊勢志摩の開催費用は、
600億円
かかったんですが、
日本が全額費用負担していたんです。
次に、今回の米朝首脳会談のように、
第三国で会談が行われる場合ですが、
ケースバイケース
のようです。
まぁ、会談は普通はどっちかの国でやるんですが、
それをせずに第三国でやるくらいなので、
それぞれ事情が異なるんでしょう。
ただ、
警備費用だけ開催地負担
というのが、一番多いそうです。
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米朝首脳会談の費用負担は誰がしたか
では、今回の米朝首脳会談の費用負担は
誰がしたんでしょうか。
結論から言うと、
米朝首脳会談の費用は、ほとんど、
シンガポール
が費用負担をしました。
シンガポールのリー・シェンロン首相が
記者会見で費用負担について話していて、
米朝首脳会談のシンガポールの負担額は、
約16億円
にもなったそうです。
そして、その費用負担の半分が
セキュリティ費用(警備費用)
とのこと。
シンガポールのシェンロン首相は、
「首脳会談の場として両国から要請を受けた。
経費負担は国際的努力への貢献だ。
サミットが開かれるということが最も重要なこと」
と立派なコメントをしていますね。
ここで、最初の費用負担の多いケースを思い出すと、
開催地は警備費用だけ負担するのが、
多いケースだと書きました。
では、米朝首脳会談でシンガポールが負担した費用のうち、
警備費用ではない残り半分の費用は何なんでしょうか。
その中には、
北朝鮮の宿泊費等
が含まれていると言われています。
アメリカや北朝鮮の宿泊費等は、
当然、各自費用負担になるところですが、
北朝鮮は外貨不足なこともあり、
支払を拒否したそうです。
米朝首脳会談での北朝鮮の費用負担を
アメリカがしてしまうと、
北朝鮮のメンツが潰れてしまうので、
アメリカが払うこともできません。
一部では、米朝首脳会談の費用負担を日本や韓国にさせる
なんて話も出たようですが、
最終的にはシンガポールが費用負担したようですね。
そんな宿泊費を自分で費用負担しない
北朝鮮の金正恩が泊まったのが、
5つ星ホテル「ザ・フラトン・ホテル・シンガポール」
で、「プレジデンシャル・スイート」は一泊でなんと、
66万円
もするんだとか。
メンツを保つために、最高級の部屋に止まるようですが、
自国で費用負担できないのに、
メンツとかあるんですかね・・・。
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米朝首脳会談の費用負担の裏側
さて、シンガポールは、警備費用など、
米朝首脳会談で多額の費用負担をしました。
ただ、シンガポールは、
商売上手な華僑の国です。
シンガポールとしては、
米朝首脳会談の開催費用を費用負担しても、
他で得になっていると見られています。
そのメリットの一つが、
米朝首脳会談が世界から大注目されている
ことです。
シンガポールにとって、かなりの宣伝効果ですね。
もう一つが、米朝首脳会談の警備費用を費用負担しても、
そのほかの経済効果で儲かっていると言われています。
一番大きいのが、
両国の代表団や記者団の宿泊費など
です。
北朝鮮の宿泊費はシンガポール費用負担ですが、
アメリカの分はお金を落としてくれます。
また、米朝首脳会談では世界中から
記者が集まってくるので、
その宿泊費もかなりなものです。
他にも言われているのが
マスコミから取材費用としての回収です。
米朝首脳会談のホテル内には、
マスコミ用の「プレスセンター」が
設置されているのですが、
そのブースの使用料が2人で
66万円
もするそうです。
さらに、テレビ中継の場所代は、
屋内 99万円
屋外 124万円
もするとのこと。
これは普通よりもかなり高いそうで、
シンガポールが米朝首脳会談の費用負担を
マスコミから回収していると愚痴る声もでています。
米朝首脳会談というビックイベントで
費用負担するだけでなく、
したたかに美味しいところを
とっているシンガポールがすごいですね。
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世間の反応
米朝首脳会談の費用負担について、
いろんな声がありますね。
そりゃあそうなるわなあ。日本に置き換えても要人の警護は警視庁が担当するし、国としての役割も担ってる行事は開催国が受け持つのが、当たり前かぁ。ただ刈り上げは元々払う気ないとか全面に主張してる輩に警護したり、宿泊費を請け負うのも嫌なはなしだぁ。
金正恩が誠心誠意の謝意を示した理由はこれだったのか
16億を記者3000人で割れば53万円か
各国メディアは余裕で出してくる額だな十分にペイできる
16億円相当の費用が国外に支出されるわけではないだろうから、内需を潤す機会にもなるからシンガポール政府にとって理不尽な経費負担ではなかろう。むしろ、セントーサ島に米朝会談が執り行われた歴史が刻まれれば、後刻の観光スポットに展開されるはず。
冷静にマスコミからの徴収単価を出してる人もいて、
そうすると米朝首脳会談の高い取材費用も納得ですね。
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筆者の所見
米朝首脳会談の費用負担について、
まとめました。
費用負担の大半は、シンガポールで、
かなりの費用がかかっていましたね。
ただ、マスコミからの回収や
開催地として世界へ宣伝になったことを考えると、
米朝首脳会談でシンガポールも
美味しいところをとっていたようです。
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